Thursday, 23 February 2012

WordPressサイトの再構築&サーバ移転

WordPressを他のサーバーに移転させるときは具体的にどのようにしたらよいのでしょうか。ここでは、使用中のドメインをBluehostに移転させる例でプロセスを案内します。(とはいっても、どのサーバを使ってもやることは同じです。) なお、なんらかの理由でWordPressを再インストールする場合も、以下の手順で簡単にサイトを作りなおせます。

1) サーバの乗り換えの準備

まずは、ホスティングサービスを乗り換えるにあたっては、旧サーバでドメインを「Unlock」したり、ネームサーバを書き換えたりします。時間を前後して、新しいサーバでアカウントを作ります。

2) データのバックアップ

旧サーバのサービスが終了する前に必要なデータのバックアップをとっておく必要があります。実際にはどのファイルを自分のPCにダウンロードしておけばよいのでしょうか。

a) WordPressが使用するデータベース
以下でふれる「phpMyAdmin」でもデータベースをバックアップできますが、ここではプラグイン「WP-DB-Backup」を使います。とりあえず最新のバックアップをPCに保存したらそれでOKです。ファイル名はデータベース名や日付が含まれ、「.sql.gz」という拡張子が付きます。

b) WordPressのいくつかのファイル
WordPressをインストールすると下のような構成のファイル群が生成されます。バックアップをとる必要があるのは、赤文字で示しているフォルダおよびドキュメントで、サーバのFTPを使ってPCにダウンロードします。BluehostではcPanelの「Files」セクションにある「Unlimited FTP」を使用します。



「wp-admin」「wp-dontent」「wp-includes」などが並んでいる階層からは、ファビコンを指定している場合には「favicon.ico」をダウンロードしておきます。プラグインによってはこの階層にフォルダを作成するものもあるので、必要ならそれもバックアップしておきます。

「wp-dontent」の中には、「plugins」「themes」などのフォルダがあります。まずは「uploads」というフォルダです。これは、テキストに加えたイメージなどが格納されるもので、デフォルトでは年・月別にまとめられています。「uploads」のフォルダごとバックアップします。

「plugins」のフォルダ内には使用中のプラグインが並んでいます。新しいサーバでインストールするWordPressにプラグインを再度インストールしていっても問題ありませんが、各種設定を再度打ち込むのがめんどくさいという方は、必要なプラグインをここでフォルダごとダウンロードしておきます。

「theme」内には使用中のテンプレートが入っているので、これもバックアップします。デフォルトのテンプレートを使っていてCSSなどに何も手を加えていないという方はバックアップを取る必要はありません。

WordPressの生成するフォルダからバックアップを取っておくものは以上です。

3) WordPressのインストール

新しいサーバにアカウントを作ったら、使用するドメインにWordPressをインストールします。手動で行ってもSimplescriptを使っても同様です。この時点でWordPressの管理画面に行けない場合は、ドメインの移行が完了していない可能性がありますので少し時間をおくとアクセスできるようになります。

4) バックアップファイルのアップロード

cPanelの「Files」セクションにある「Unlimited FTP」を使ってバックアップしておいたファイルをアップロードします。上の階層から順にいくと、まずは「favicon.ico」および、場合によってはプラグインが作成したフォルダをアップします。「wp-content」の中では、「uploads」をアップロード、「theme」「plugins」のなかには、それぞれ使用しているプラグインやテンプレートのフォルダを放りこみます。

5) データベースのインポート

cPanelの「databases」セクションにある「phpMyAdmin」を開きます。使用中のデータベースの一覧が画面左に表示されるので、インストールしたWordPressに対応するものを選択します。(どのデータベースを使っているか判らない場合は、cPanelの「Files」内の「File Manger」を開き、該当のWordPressが作成したフォルダ群に行きます。「wp-admin」「wp-dontent」「wp-includes」などが並んでいる階層にある「wp-config.php」を開くと「/** MySQL database username */」というラインの下にデータベースの名前が記述されています。)

画面には、データベース内のテーブルが並んでいます。これらに手を付ける必要はないので、画面上の「インポート」を選びます。次の画面でバックアップしておいたデータベースのデータをアップします。「.sql.gz」というダウンロードしたままのものでも、解凍して「.sql」となっているものどちらでも構いません。

6) WordPressの作動を確認

WordPressの管理画面に行こうとすると、データベースのアップデートを聞いてくる画面が現れるのでそれに従うとすべての工程が完了です。ページのコンテンツはもちろん、WordPressやプラグインの設定も受け継がれるので、ほとんど変更する必要はありません。

一方で、必ず変える必要があるのは、管理画面の「セッティング」にある「メディア」内の、ファイルをアップロードするパスの項目です。これを変更しておかないと、テキストに加えるイメージなどをアップロードできない症状が現れます。「/home/XXXX/public_html/XXXX/wp-content/uploads」の様になっているパスを、新しいサーバのものに変えます。「public_html」の前のXXXX箇所は、cPanelの画面左に表示されている各種情報の「Home Directory」を参照します。「public_html」の後のXXXX部分は、同じドメインネームを使っている場合は、大抵これまでのものと同じになります。

なお、プラグインによっては、同じように絶対パスを設定しているものがあるかもしれません。プラグインでうまく作動しないものがある場合はこの可能性を疑ってみましょう。ファイルを開いて該当箇所を探して変更するのが面倒な場合は、そのプラグインをデリートしてから再インストールしたほうが手早いかもしれません。